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MUSIC
"MIND BOMB"
THE THE


1曲目の『グッドモーニング・ビューティフル』の感動は言葉に出来ない。マット・ジョンソンのヴィジョンを完璧に音で表現してると思う。そして歌詞の素晴らしさ。この人の歌詞はなんて危うくて切ないんだろう。『キングダム・オブ・レイン』なんてこの人が歌うせいであまりにも痛い歌になってるし、『グラヴィテイト・トゥ・ミー』の静かな叫びは胸に刺さる。でも僕はTHE THEを人にすすめない。これは魂の彷徨の末に、出会う人は出会うアーティストだと思う。ヴァン・モリスンみたいに。ヴァン・モリスンも出会う人は必ず出会うアーティスト。この痛みを自分のことのように感じることが果たして幸せなことかどうか僕にはわからないけど。でもTHE THEを聴いて僕は救われた。出会うべくして出会ったアーティストだと思う。
"HUNKY PUNKY"
THE THE


マット・ジョンソンが全曲ハンク・ウィリアムスのカバーに挑戦したアルバム。僕は初めてTHE THEを聴いた時、全くピンと来なかったんだけど、このアルバムの1曲目だけは大好きだった。それは今も変わらない。変わったのは僕がこのアルバムの全曲を好きになったこと。『I SAW THE LIGHT』は僕にとって救済の歌。「オレは光を見た。オレは光を見たんだ。もう悲しみはない。もう暗闇はない。神をたたえよ。オレは光を見た」こういう気分になれてこういう曲を書けたハンク・ウィリアムスが好きだ。そして何度も牢獄に入りあっけなく早死にしてしまったヤツが好きだ。消耗する人生を生きたこの男が好きだ。情けなくてダメで不様な人間にしか作れない名曲達。それをマット・ジョンソンという希代のアーティストが歌う。ある意味で究極のブル−ス・アルバム。
"RITUAL DE LO HABITUALC"
JANE'S ADDICTION


ペリー・ファレルは気が狂ってる。このケミカルなアッパー感は宇宙一。完璧なバンド。奇跡のサウンド。このアルバムも名曲揃い。ある意味で全て同じ曲。この感覚は他のバンドでは得られない。ポルノ・フォー・パイロスのアホらしいサイケ感も僕は好き。しかしこの暴力的な雰囲気はやっぱりこのメンバーじゃなければ出せないんだろう。デイブ・ナバロも歯止めが効かない壊れた車みたい。凄い。エリック .Aのグルーヴは強力。この人はどこへ行ったんだろう。再結成のアルバムにも参加してなかったし。しかし恐ろしいバンド。時にアッパー感が強すぎてその裏に潜む暗いダウナー感を感じて怖い音。
"IN YOUR FACE"
FISHBONE


このアルバムは好き。1曲目の『WHEN PROBLEMS ARISE』からしてヤツラの悪戯心が全開で聴いてて気持ち良い。『MOVEMENT IN THE LIGHT』はよく朝方家に帰る車の中で聴いた。美しい曲。これを聴くと早朝疲れた身体に新鮮な空気が入ってくるあの不思議な感じを思い出す。新興住宅地の妙にまっすぐな道路で他に車も走って無くて、窓を開けて青い夜明けの時間をこの曲聞きながら帰ってくる。これはどんなに金を積んでも体験できない美しさ。歯切れがよくてアッパーで時に切なくて、イイバンドだ。今月はよく聴いた。元気になる作品。
"stupid stupid stupid"
black grape


ショーン・ライダーのダメ人間ぶりが伝わってくるロックな名作。先月の終わりから今月の中盤まで車の中でよく聴いた。これは又梅雨が終わったら復活するだろう。一緒に口ずさんでしまう魅力とバカ騒ぎの楽しさがあって非常にロック。1枚目も好きだったけどこの2枚目も愛すべき名盤。ジャッケトもバカバカしくて好き。5曲目だったか、友達の名前を歌っていく曲があって(『テレグラム・サム』のような感じかな)このアイデアはいただきって感じだった。僕のパーソナリティ・クライシスでこういうコンセプトの曲作ろうと思った。半分実名、半分変名で。
"TWO STEPS FROM THE MOVE"
HANOI ROCKS


何故唐突にハノイ・ロックスなのか。それはヴァリスの導きに違いない。偶然古本屋で出会ったハノイ・ロックスの写真集がきっかけだった。halにそれはあげたんだけど、僕の中で凄くこのバンドを聴き直したい気分になって、改めて聴いてみたら最高だった。マイケル・モンローは以前の印象よりずっと骨太だった。しかし1曲目のCCRのカバーはしびれるね。これこそロックンロール。そしてニューヨーク・ドールズに匹敵するビジュアルの良さ。ロックのかっこよさを凝縮してる連中。名曲揃いの傑作。ロックというものの一つの究極のあり方。
"SEVENTH DREAM OF TEENAGE HEAVEN"
LOVE AND ROCKETS


彼等の1枚目のアルバム。バウハウス、トーンズ・オン・テイルを経てたどりついた場所。このアルバムのタイトル曲は以前サジ君にもらったかなりダウナーなミックス・テープに選曲されててそのテープをよく聴いたのでかなりインプットされてた。そのお陰か、このアルバム全体も僕にはダウナーでサイケなイメージがあった。最近自分の個人的なバンド、PERSONALITY CRISISを始動させたせいか、またこのバンドをよく聴くようになった。このアルバムは非常にインスパイアされる。『BALL OF CONFUSION』のカバーは痺れるね。あとタイトル曲の沈みこむような雰囲気は彼等にしか出せない世界。名アルバム。
"RAM"
PAUL MAcCARTNY


これは泣ける。ポールよ、お前はこんなにスゴいヤツだったのか、と再認識した。僕の耳が変わったのかな。『Dear Boy』のメロディの切なさが心に響く。『UNCLE ALBERT』のメロディ・センスは異常。この人は天才だと思う。また『RAM ON』の寂しさと傷付きながらも前へ進もうとする意志は力付けられる。そして『The Back Seat Of My Car』の甘美な世界はもうほとんどヘロインの世界。このアルバムはキてる。大好き。梅雨の季節には欠かせない。
"SAUCE"
G.LOVE&SPECIAL


かっこいいぃー。こいつーと肩をつつきたくなる作品。ボーッと車に乗りながら聴いてると思わず煙草に手が伸びる。シンプルで音が太くてブルージー。ダメ男ぶりとかっこつけっぷりが良いバランスで共存しててニヤリとする。カッコつけてるヤツ程ダメ人間だったりして、そこが又憎めないんだよね。なぜかハマって6月前半は車の中でヘヴィーローテーションだった。晴れてる日はまた気持ちイイ作品。夏には個人的には欠かせないね。同じ時期によく揃って紹介されてたソウル・コフィングもイイバンド。こっちの方がカタ目。でもジャジーでバカバカしくてかっこいい。G.LOVEはアツイ感じのダメ人間、ソウル・コフィングはインテリのダメ人間。どちらも良し。
"playing with time"
mark van hoen


ジャケットが全てを物語っている。最近電子音楽にあまり反応しなくなったボクだけどこのアルバムにはやられた。切ないね。この人はアーティストだね。この沈静感覚は凄いよ。まるで過去を夢の中で垣間見てるような懐かしいような、同時に決して手に触れることができないような寂しい気持ち。シーフィールやローカストに関係してた人みたいだけど、実際シーフィールのダウナー感覚に通じるものはあった。非常にプライベートな雰囲気があって孤独に楽しめる作品。音が脳の記憶中枢に直接語りかけて来る。時間軸を超えたサウンド。
"STAY DOWN"
2 LONE SWORDSMEN


アンディ・ウェザーオールのニュー・ユニット。これまた最近電子音楽に反応しなくなった僕の耳をシャキーンとさせた作品。期待せずに聴いたらモノクロームでダークな音世界に一気に持ってかれた。音に色がある。mark van hoenは音に独特のセピアのカラーを持った人だったけどアンディ・ウェザーオールも何とも言えない冷たく光るダークなカラーがある。地下水道の暗い反射。