zoё's studio

MUSIC9811



(a) CORROSION OF CONFORMITY“WISEBLOOD”
最近の新しいバンドの中では一番好き。ごつごつしてて切ない。名曲多い。アルバム 通して聴ける。この作品は名作だと思う。

(b) GROOP DOGDRILL“HALF NELSON”
ガレージ・テイスト、ロックンロール・テイスト、ワルな感じがあって、かっこいい 。ビートは堅くて、スピード感があって、曲も乾いてて、いいバンド。

(c) FUGAZI“STEADY DIET OF NOTHING”
ここのヴォーカリストはミニストリーの裏ユニットの一つ、PAILHEADでも歌ってる 。PAILHEADはミニストリーとキリング・ジョークを足したような何とも独特の殺伐とした良いバンドなんだけど、FUGAZIはそれとはまた違って、ユニークなバンドだと思う。ハードコアでもないし、パンクでもない。でも普通の歌モノのバンドでもない。 うまくカテゴライズ出来ないけど、凄く訴えかけてくるバンド。以前買ったときは好 きになれなくて全然聴いてなかったんだけど、ある日ふと聴いてみたら、何か突然好 きになって、集め始めてしまった。でもこのバンドは、サウンドガーデンやアリス・ イン・チェインズが全く理解されてない日本では、何億光年も理解するには遠いとこ ろにいるバンドだと思う。まー別にそれが良いことだとも、悪いことだとも思わない けど。

(d) MOTORHEAD“ORGASMATRON+ROCK'N'ROLL”
ビル・ラズウェル・プロデュース。意表を突いた起用で、彼らの作品の中でもちょっ と評価が定まってないアルバムだと思う。僕は凄くかっこいいと思った。ビル・ラズ ウェルが関わった作品の中ではマサカーと同じぐらい好き。MOTORHEADの作品の中で も上位に付けると思う。何と行ってもビートのヘヴィーさがこのバンドの他の作品の 中でも群を抜いてる。ミディアム・テンポの曲が多くて、何とも言えない重さとコク がある。特にタイトル曲のORGASMATRONは名曲。サンプリングを今のように使い始め た最初期の時代の作品だけど、使い方もセンスが良くてクール。もう1枚最初の予定 通りビル・ラズウェルと作ってたらなー。聞いてみたかった。結局レミーが彼のプロ デュースを気に入らなかったのか、次作は再び自力で作ることになってしまう。それ が“ROCK'N'ROLL”という作品で、僕が買ったCDはこれと“ORGASMATRON”の2in1CD。 “ROCK'N'ROLL”はモーターヘッド節炸裂で勿論爽快なナイスな作品。ちょっと軽め だけど、やっぱりヤツラにしか出せないグルーヴがあって良いよね。この2作品はま たジャケットがアホらしくて最高。アナログでも持ってたら飾りたい。

(e) MOTORHEAD“BASTARDS”
傑作。問答無用。誰もが納得の名作。モーターヘッドにしか出せない唯一無二の轟音 ロック。アリガタイ。思わず聞きながら拝み入るね。またジャケが最高なんだよな。 こんなタトゥーだったら入れても良いよ。マジで。また異色のバラードが入っててこ れが何とも異様な曲。とにかく全体としてすさまじいテンションのアルバム。必聴。

(f) SKELETON KEY“FANTASTIC SPIKES THROUGH BALLOON ”
BUTTER 08のギタリスト、リック・リーのメイン・バンド。ベーシストはラウンジ・ リザーズのヤツ。ハードコアな曲もあり、ポップな曲も、東欧のフォーク・ソングみ たいなのもあり、コステロ風バラードありと色々な要素がごちゃごちゃにあるところ が、他民族都市N.Y.っぽくてかっこいい。僕はなんか元気が良くて好きな音だった。 歌詞もちゃんと聞かなくても相当馬鹿らしいこと歌ってんだろうなー、とかこれは切 ない歌詞だ、とか曲から凄く伝わってきて、聞いてて楽しい。でもきっと長く続かな いバンドだろうと思う。どこかセッションの瞬発的なノリがあって、そこがこのバン ドの良さでもあるんだけど。とにかくBUTTER 08より好きかな。BUTTER 08も好きだけ どね。

(g) DAVID BOWIE “HUNKY DORY”
初期のボウイの作品はほとんど全部好き。『世界を売った男』はダークでヘヴィーで ゴス。好きな曲だらけ。『ジギー・スターダスト』は最初から最後までやはり息を抜 けない傑作。『アラジン・セイン』は冷たい前衛性が感じられて好き。そしてこの作 品。名曲ぞろい。他のアルバムに比べて歌の比重が高くてどれもギター1本で弾き語 れる。ゆったりしたテンポの曲が多くてダウナーで好きだな。声もかなり狂気入って て惹きつけられる。久しぶりに聴いたけどいいアルバムだった。

(h) DEEP PURPLE “THE BOOK OF TALIESYN”
最近CAPTAIN BEYONDの1枚目、2枚目を車で愛聴してて、ロッド・エヴァンスの声の 魅力を味わってるんだけど、彼が在籍してた第1期DEEP PURPLEは演奏者のエゴとバ ンドの取り留めのなさのせいで、好きだけど全面肯定出来ないでいる。この作品もポ ップでサイケで基本的には好き。しかしジョン・ロードの時代遅れなクラッシック・ テイストが出てくると、「お前、出しゃばりすぎ。」とついツッコミを入れたくなっ てしまう。アレンジが時に装飾過剰なんだよね。とは言いつつ最初の3曲でノックア ウトされてたりするんだけどね。

(i) ZZ TOP “TRES HOMBRES”
洒落者。曲者。それでいて豪快。最近一番のお気に入りのバンド。ブギーにシャッフ ルに8ビートに16ビート。シンプルで磨き上げられたアレンジ。音からお洒落さが びしびし伝わってくる。やっぱしテキサスのヤツラは侮れない。しかし本当このバン ドのメンバーはいい耳してるよ。男意気を感じる。“LA GRANDE”みたいな曲はよっ ぽど気合い入ってないとクールに決められないぜ。こんなに凄くて'73年の作品。

(j) ZZ TOP“TEJAS”
フランク・ベアードのドラムは絶品。ヴェルヴェットで体を撫でられてるような3人 のつくりだす音空間。ヤツラこそ本物の音響系だ。“ASLEEP IN THE DESERT”の見せ る風景はそこらへんのドラッグばっかしやってるやつらがナルシズムで作ったアンビ エントがゴミ屑にみえるぐらいとろけるような甘くて切ないヴィジョンを見せてくれ る。ちなみにタイトルの“テハス”というのはメキシコ語でテキサスの意。これが  '76年の作品とは・・・。

(k) KILLING JOKE“FIRE DANCES”
MURDER INC,PRONGそしてhideのzilchにも参加しているポール・レイヴンが加入した キリング・ジョークの4th album。ポール・ファーガソンの狂気のドラムが全編耳に つく。ノリが何か異様であまりにも独特の世界。初期のダークで匿名的な雰囲気は当 然色濃くあるんだけど、ビートが妙でアッパーなんだかダウナーなんだかわからない 異常さ。アブストラクトなメロディーと変なビートが絡まりあってかなりカルト。で もかっこいい。面白い。トライバル。

(l) KRAFTWERK“THE MAN MACHINE”
コニー・プランクの音が凄く好きだ。DAFの最後のアルバムを聴いたときは、その時 代を越えたソリッドで鈍く光るような音に酔った。クラスターのメンバーとやってる 数枚のアルバムもいい。無駄が無くて独特のウェットな感じがあって、非常にドイツ 的。勿論ノイ、ラ・デュッセルドルフのクラウス・ディンガー系の音も好きだし 、CANのドープな音世界も大好き。クラフトワークはコニー・プランクと初期の頃は 付き合いがあったけど、途中で袂を分かつ。でも彼らもコニー・プランクに近い音像 を有してると思う。ソリッドで少しウェットでケミカル。ウレタン・サウンド?この 作品は短くてポップ。“THE MODEL”はビック・ブラックもカバーしてた。気持ちい いアルバム。

(m) NOMEANSNO“WRONG”
狂気のスピード感。細かく細分化されたビートと、太いグルーブ。ジェロ・ビアフラ とやった作品にも驚愕したけど、このオリジナル・アルバムはまた凄い。ハイテクな んだかロウテクなんだかわからないけどキャプテン・ビーフハートのバンドに通じる 息のあったところがあって、何とも個性的。こういうバンドが出てくるからハードコ アは奥が深い。なんでもあり。縛られてない。

(n) BLACK FLAG“LOOSE NUT”
今の自分にとって非常にリアルに響くバンド。どの曲も好きだけど、“I'M THE ONE ”は心にグッと来た。ホント、ハードコアな音楽だよな〜。深い。GREG GINN のギタ ーは味わい深い。素人と天才の微妙なところをぬらりくらりと歩いてる。あんまり考 えてやってるとは思えないけど、よく聴くと変拍子のリフが多い。きっとなんとか個 性的に、ユニークであろうとしてるうちにこういうアプローチになっていったんだろ ーなー。

(o) KILLING JOKE“EXTREMITIES,DIRT AND VARIOUS REPRESSED EMOTIONS”
非常に感動を覚え、かつインスパイアされる作品。オリジナル・メンバー、ジャズ・ コールマン、ジョーディーを中心にポール・レイヴン、マーティン・アトキンスを向 かえた最強の布陣。マーティン・アトキンスはPIL、MINISTRY、NINと渡り歩いてるゴ ス、インダストリアル・ロックと一般に呼ばれてるテイストのロック、ニュー・ウェ イヴの生き証人。この作品ではシンプルでいてあまりに個性的な、狂気としか言い様 のないビートを叩き出してる。ドラムだけでここまで持って行かれたのは初めてかも 。またポール・レイヴンがヘヴィー・ロックのお手本のような重く、不気味なベース を弾いていて、このメンバーで長く続けてくれたら・・・と悔しくなるぐらい、テン ションの高い作品を作り上げていた。また歌詞も素晴らしくて、共感を覚えた。しか しこういう音楽に接して思うのは、日本の音楽シーンの底の浅さだ。この国の人たち は芸術を必要としてないのか。

(p) IGGY POP“INSTINCT”
ビル・ラズウェル・プロデュース。イギーが低迷してた時期だけどこの作品はロック でかっこいい。ビル・ラズウェルのプロデュースは常に賛否両論だけど、モーターヘ ッドとこの作品を聴いて彼に対するイメージはかなり変わった。この作品もイギーの 良いところを引き出してると思う。ソロになると時に散漫な曲もつくるけど、この作 品では、曲のクオリーティーが落ちなくて、イギーのワイルドで危うい雰囲気が凄く 良く出てると思う。特に‘COLD METAL’は名曲。ストゥージーズ時代にも劣らぬ傑作 曲だと思う。

(q) MINISTRY“JUST ONE FIX”
3曲入りシングル。ミニストリーのシングルは、リミックスが入ってたり、アルバム 未収録曲が入ってたり、見逃せない。この曲は元々大好きだったんだけど、リミック スがまたかっこいい。人まかせにしないでいつもの通り、LUXA/PANのコンビで作って るから格好悪いわけがない。最初の一音からミニストリー・ワールド。しびれた。

(r) HENRY ROLLINS AND THE HARD ONS“LET THERE BE ROCK ”
タイトル曲はAC/DCのカバー。ロリンズが歌うと元曲の燃えるようなグルーブが無く なって、ドロッとした不気味な曲になるところが面白い。このカバーはかっこよかっ た。

(s) THE ALLMAN BROTHERS BAND“IDLEWILD SOUTH”
切ない。グレッグ・オールマンのヴォーカルの切なさと言ったら、ない。彼らの悲劇 の歴史を知らなくても、彼らの音楽は何とも言えない、郷愁のような切なさを感じさ せる。このアルバムでは、後にグレッグ・オールマンがソロでもセルフ・カヴァーす る‘MIDNIGHT RIDER’が収録されてたり、フィルモアのライヴでも演奏されてた‘IN MEMORY OF ELIZABETH REED’が入ってたり、いいアルバム。‘PLEASE CALL HOME’な んて聴いてると、胸が締めつけられる。


hal's photozoe's studioKINKYOMEMBERSDISCOGRAPHYLIVELINKSTOP