HAL FROM APOLLO '69 近況・更新記録 99.2.18

reported by maimai


No.1 ◇ ロンドンRec.突撃インタビュー!

ロンドンレコーディング中のzoeに、今回のレコーディングについていろいろお話を聞いちゃいました。『NAKED TRACKS』についてや、詳しい情報はまたzoe's studioのDiaryを待つことにして、とにかくはHOTな情報をお届けしちゃいます!

Q:ロンドンの音はどうですか?
Z:音は日本と比べて全然良い! 何が違うんだろ? 電圧(※1)、機材、乾いた空気……なんか、そういういろんな細かい要素が絡み合ってるのか、とにかく音がいい。
 ※1:ロンドンは240、日本は100
Q:そんなに違うんですか?
Z:違いますね。電圧すごいから、電気ポットでお湯が沸くのなんてすぐですよ。感電死者が毎年出るのもうなづける。
Q:アルバムタイトルは決まりましたか?
Z:『666』になりました。3枚目のアルバム、2年ぶりのロンドンレコーディング、そして世紀末に向けて気合いが入っているという感じですか。
Q:不穏なタイトルですね(笑)。今回のレコーディングはどうですか?
Z:プロデューサーのアンディのレコーディングの方法論(※2)がこれまでの感覚とはかなり違っていて、とまどいましたね。バンドの演奏を最初から素材感覚で扱われているようで実に違和感があった。例えて言うなら映画の撮影みたいな……? 映画ってラストシーンから撮影とか、演じている役者からは映画の全体像って見えにくいじゃないですか。で、仕上がったフィルムを見てから「なるほど〜」っていうそんな感覚。
 ※2:今回の録音はデジタルマルチを一切使わないハードディスクレコーディングにより全曲行われた。ちなみに『NAKED TRACKS』はアナログマルチによる一発録音だった(ダビング・編集はデジタル上でなされた)
Q:というと、プロデューサーのイメージが仕上がりにすごく反映される感じになると思うんですけど……。
Z:そうですね。最初は彼がどんな出方でくるかわからないから、まあ様子を見つつ頼むよアンディって感じで信用してまかせて。実際仕上がりを聞くと、かなりクールでいい感じでした(※3)。
 ※3:このインタビュー時には録音はすべて終了しており、一部曲のMIXがあがっていたらしい
Q:そういうやりかたでテンションをコントロールするのは難しかったんじゃないですか?
Z:確かにLIVEみたいに勢いにまかせて「うおーっ」って感覚じゃなかったけど、自分の中ではなんていうか、常に安定したテンションで録音してたって感じかな。もちろん作品に対するイニシアティブはhalが持っていたし、halはずっと自分のスタイルを通してましたね。LIVEでの演奏とは全く違ったモノになったけど(※4)、中身は相変わらず凶悪ですよ。
 ※4:モレ聞こえた曲は、確かにLIVEのアレンジと違っていた。が、それがまたかっこいいのだ!
Q:よかった! お行儀の良いHALなんて想像できませんからね(笑)
Z:中身は獣ですから(笑)。なんていうか、LIVEの音は野性的じゃないですか。3月に発売予定の『NAKED TRACKS』ではまさにLIVEでのサウンドが堪能できる仕上がりなんですが、今回の録音では「シャープなスーツを着た」って感じがありますね。
Q:スーツ、ですか?
Z:そう。アルマーニの(笑)。でも中身はやっぱり獣。で、懐には凶器(狂気?)を隠し持ってるぞっていうギャップがおもしろいっていうか。アンディはね、洒落者ですよ。ダンディっていうか。家兼スタジオもこ洒落てて、週末にはパブに行く。そういうのが音にも出て来るんだと思うんですよ。HALのサウンドにスーツ着せちゃうくらいだから(笑)。ああいう大人になりたいですね。
Q:じゃあ同じロンドンレコーディングでも、前回とは全く違った感じだったんですね。
Z:そうですね。前回のブライアンのときは、精神的にタイトなところに自分たちを追いつめて追いつめてギリギリのところで録音するって感じだったから、例えばLONDONの街を楽しむ余裕なんて全くなかった。今回は、ちょっとぐらいはクラブに行ったり、買い物したりできるんじゃないかな。まだやってないけど。あ、パブは行った。400年前からあるビショップっていう店。そういえば、こっちのビールってうまくて、日本じゃ月1ぐらいしか飲まないのにこっちじゃ毎日飲んでる。
Q:なんと30倍(笑) リラックスしてるってことですか?
Z:あー、精神的にはかなりリラックスした状態でレコーディングできましたね。編集に時間をかけたり、待つ時間がけっこう長かったから、MTVを見たり、プレイステーションを買ってきてゲームをやってました。日本じゃゲーム、ほとんどやらないんですけどね。
Q:どんなゲームをやってたんですか?
Z:クラッシュバンディクー2とか、RESIDENT EVIL(日本名バイオハザード)とか。あんまりゲームに詳しくない自分から言わせてもらうと、難易度がちょっと高い気がしましたね。クラッシュはe.o.e.に教えてもらいつつも70%くらいで挫折。RESIDENT EVILは兜の鍵がわからなくて煮詰まってるんですよ(※5)。って、ゲームはどうでもいいですね、失礼。そうだ、バンドのメンバーが来てくれて一緒にやれたのはかなり心強かったっすね。前回はバンド録音じゃなかったから。
 ※5:この後日、e.o.e.がピカデリーサーカスにあるジャパンセンターのブックショップで、バイオハザードの攻略本を立ち読みしてきたため、シナリオが前進したそうだ
Q:なるほど。バンドメンバーの演奏はどうでしたか?
Z:もう、こっちのスタッフに大うけでした。
Q:大うけ?
Z:んー例えばシゲソニックが、全部ドラムソロさながらに叩きまくった様子のあまりのクレイジーさに腹をかかえて笑ったりとか。e.o.e.のキーボードも大爆笑だったな。ガンガン弾きまくってスタンドが跳ねまくってたから、カンフーみたいだって。みんな、涙を流したって言ってた。
Q:……(汗)
Z:もちろん、うけただけじゃなくて演奏力に驚いてましたよ。アニキJINBOは2日で全曲弾き切って男を見せたし。
Q:ホッとしました(笑)。英国人もビックリなプレイだったんですね。
Z:そういうことでしょう。関係ないけどシゲソニックはものすごくシャイで、なかなか英語が話せなくて、例えばコーヒーを入れてもらってもThank youって言えないでいたんですよ。で、アニキに「ちゃんと礼ぐらいいいなさい」って怒られてましたな。でも帰る頃にはブードゥー英語で挨拶ぐらいはできるようになってた。
Q:うーん、気持ちわかるなあ。ネイティブ英語は何言ってるか聞き取れないし。でも、話せなくてもドラムは叩きまくった、と(笑)。
Z:です。
Q:そういった言葉の問題なんかもあると思うんですけど、ロンドンのスタッフとは、うまくコミュニケーションできましたか?
Z:案外、通じないからこそ無駄なことは言わないし、お互いストレートに話すからかえってやりやすかったですね(※6)。わずらわしい情報も入ってこないし集中できた。必要最低限の人しかいないのも良かったな。
 ※6:通じないとかいいつつ、zoeはニコヤカにスタッフと会話してました。バンドvsロンドンスタッフのコミュニケーションはほぼzoeが担っていたそうです
Q:録音中、何か事件とかありました?
Z:ん〜何かあったかなあ。生活面でも不自由なことはなかったし、フラットでマイペースでやれた。寝る前に本もたくさん読んだな。そうだそうだ、halがフラットで幽霊を見たらしい。
Q:幽霊!?
Z:これはDiaryの方にも書いたんだけど……あ、トラブルと言えばオレのMacが壊れちゃいました。せっかくインターネットのローミングの設定とかしてきたのに、こっちにきて2、3日でクラッシュしちゃってサッパリ使えませんでした。かなりコンピューターに対してトラウマを持ってしまいましたね。ホームページを自分で作る気力が、今は失せてます。日本に帰ったら新しいマシンを買ってやる!
Q:あらら。それはお気の毒でした。じゃあ、幽霊話はDiaryの方を楽しみに待つことにしましょう。では、今後の予定とかあったら教えてください。
Z:日本に帰国後、いくつか取材が入っています。今後TV・雑誌等のパブリシティはhal中心に出る予定です。お楽しみに。その分インターネットでは、オレのプライベートな場所って感じで情報をがんがん流す予定です。といっても気まぐれですけど。
バンド的にはヴィジュアル面を強化する予定です。
99/3/25にミニアルバム『NAKED TRACKS』が発売されます。
4月には下北沢のclub Queでライブ2daysやるんですけど……あれ、21、22日だったかな。なんか、そのくらいの日程って聞いたけど、ちょっとはっきりした日程は自信がないです、すみません(正式にはライブ日程は4/20.21)。
Q:『666』の発売はやっぱり6/6ですか?
Z:そうだとわかりやすいんですけど、夏頃になるだろうって感じで、まだ予定は見えていません(発売日は8/21予定)。
Q:では、最後にファンに何か一言!
Z:バンドで録音したフルアルバム、2年以上同じメンバーでやってきただけあって、パワーあります! 『NAKED TRACKS』『666』共に、手応えを感じています。サウンド面も充実してきたところで、ヴィジュアル面も強化しつつ、今年は派手に行きますんで、ひとつ応援ヨロシク!です。

 ……ということで、ロンドンからzoeの生の声をお届けしました! いかがでしたか?
 取材中、MIX作業のサウンドがずっとモレ聞こえていたのですが、ここ2年のバンド活動の集大成的サウンド+新アレンジで、いい感じ。まさに今、とてつもないことがロンドンで起きている! 言い過ぎじゃないことは後で証明されるでしょう。
 ロンドンスタッフもかなりの熱の入れようで、エンジニアも数人体制で作業してました。
 なにやら今、HALはバンド一丸となってひとつの目的地に向かっている……そんな気がしました。そろそろさわやかJ-POP(?)に飽きてきた日本市場での大ブレイクは近い! わたくしはそう思いますです。

写真レポはこちら!


No.2 ◇ ファン・リンク

 リンクにファンページ、kanazawa's Club Dragoonを追加しました。リンクさせていただいているファンの方のページを、zoeはまめにチェックしているようです。ファン同士の交流が生まれたりもあるようで、ファンページのリンクは大成功って感じですか! 今後も、リンク希望の方は管理人maimaiまでmailくださいね。また、リンク云々に関係なく、メンバーに励ましのお便りを! メンバー宛のmailは、必ずzoeに転送しています。zoeの気が向いたら、直接返事がくるかもよ?