zoё's studio:DIARY 9809

ECCE HOMO

※ECCE HOMOとはニーチェの半自伝的かつ狂気に満ちた晩年の作品『この人を見よ』の原題で、
ここではzoёの偏見と怒りと笑いに満ちた日々の記録のことである



1998.9.30.Wed. 
 今日中に家を空にしなければならない。ここ1週間平均睡眠時間2時間ぐらいでさすがに自立神経失調症的状態になってくる。夜1時頃全てを空にして掃除して不動産屋に鍵を投函してやっと全てが終わる。しかし全てが終わったわけではなく二子玉のコスミックにマスター・テープを届けなければならない。何とかアナイさんにテープを渡して横浜に戻り、新居で寝る。

1998.9.29.Tue. 
 引っ越し業者が来て、冷蔵庫や本棚やラックや、テレビや机やステレオやタンスや30個ぐらいある段ボールを積んで持っていく。若い人が二人で来て、ガンガン積んでいくのでやっぱプロは凄い、と感心した。その内の一人がHALを知ってたのでちょっと照れた。新居にとにかく運び込んで、家に残った本や小さい物をまとめる。夕方に新居の方にガス会社の人が開栓に来ることになってたので、それに立ち会う。

1998.9.28.Mon. 
 ひたすら機材や資料をまとめる。楽器とか繊細な物は自分の車で運ぶ。CDはちゃんと数えたこと無いけど1000枚以上は余裕であるのでいくら段ボールに詰めても終わらない。いつの間に増えたのか本も大量にあって、頭痛がしてくる。明日には業者が来るので、CDラックと本棚は空にしておかなければならない。あと生活の小物、大物をまとめて、近くのドラッグ・ストアで足りなくなる度に段ボールもらいに行って、とにかくこの3に間は寝ない覚悟で動く。午前中にエアコンの取り外しに業者に来て貰う。新居に行って煙が出るヤツで殺虫する。区役所に行く。

1998.9.27.Sun. 
 引き続きミックス。出来上がった2曲はとにかくグレート! 明日から3日で家の片づけと引っ越しを済ませなければならない。

1998.9.26.Sat.-25.Fri. 
 halの歌の録り。halは歌に関しては彼女の生き様をかけてるのでhalがOKな人しか入れない。プライヴェートな雰囲気の中で歌う。今回は2日で5曲という彼女のペースに反する状況だったので、大変だったと思う。しかし出来上がってきた歌はスピリチュアルで素晴らしかった。26日の後半からミックス・モードに入る。今回は初のバンドでのレコーディングで初めて働くスタッフもいて、おまけに小さなトラブルも続出してヘヴィーなセッションだった。

1998.9.24.Thu.-23.Wed. 
 ギターとeoeのキーボード周り。初日にカンタローさんが来てくれて色々助けてくれた。今回は2日で5曲終えなければならなかったのでディテイルよりもいつもライブでやってるような、ラフで勢いのある感じを重視した。

1998.9.22.Tue.-21.Mon. 
 リズム録音。アニキとしげそにこの2日間で5曲分熱演して貰う。初日はアナイさんも見に来た。この2人のリズム隊はあまりにもヘヴィーでクールなので感動を覚えた。

1998.9.20.Sun. 
 入居日。荷物をまとめたいけど、レコーディングが明日から始まるので一番手間がかかりそうなCDや資料やら機材やらには手を付けられなかった。

1998.9.19.Sat.-18.Fri. 
 レコーディングのためのバンド・プリプロ。バンドとしてのまとまりがものすごく良くて、凄い曲になりそうだった。一方で事務所、レコード会社とは一緒にやる初めての仕事になるため、いろいろ考え方のギャップ等から物理的な問題も発生してきてストレスがたまった。

1998.9.17.Thu.-16.Wed.-15.Tue. 
 家探し。曲作り。家は今住んでるところから2〜3kmのところに良い物件があったのでそこに決める。港北ニュータウンの住民になってしまった。入居は20日から。しかしレコーディングが始まるので実際の引っ越しは月末になる。新曲は2曲用意した。

1998.9.14.Mon. 
 友達のゲルがこっちに来てたので、一緒に飯を食う。

1998.9.13.Sun. 
 今回のレコーディングで録音する楽曲のうち3曲はいままでの曲を今のメンバーで演奏した物にしようと思っている。新曲はウッチーにミックスして貰って、旧曲はe.o.eの知人のアナイさんと編集をしようというアイデアがあり、二子玉の彼のプライベート・スタジオに今日は遊びに行った。彼のスタジオはコスミック・ファクトリーと言う名で居住性も良くて、何と行っても音がファットで一発で気に入った。彼自身もハードコアからドラム&ベースまで幅広い音楽を聴いてて、そのアティチュードにシンパシーを持ったので、一緒に作業をして貰うことにした。

1998.9.12.Sat. 
 オフ。家探し。

1998.9.11.Fri.. 
 引き続きデモのミックス。今日は昨日に加えてしげそと事務所のT氏も来る。今日1曲あげて、計5曲新曲のデモが完成。デモらしい仕上がり。まだ音的には詰めなければならないところがたくさんある。ちょっとした打ち上げをかねて、昨日のメンバーと加わった今日のメンバーでまたゼストで飯を食う。halの機嫌が良くて、場の雰囲気も昨日に負けずにいい感じだった。

1998.9.10.Thu. 
 引き続きデモのミックス。今日は1件ミーティングをすっぽかしてしまった。反省 ソニーのディレクターのT氏も来て、終わってからhalと僕とeoeとスッキーとウッチーとT氏とでゼストで飯を食って解散。

1998.9.9.Wed. 
 今日からMスタジオでデモのミックス。ウッチー氏と初仕事。2曲おとして貰う。eoeも来て、終わってからスタジオのレジデンツのスッキーとウッチーとhalとeoeと僕で飯を食べて解散した。

1998.9.8.Tue. 
 午後から、以前オピオの時のツアー周りの仕事をしてくれてたみちると久しぶりに会う。halと僕とみちるで自由が丘で待ち合わせした。彼女はおなかに赤ちゃんがいて、今年中にお母さんになる。久しぶりに会っても、良い意味で変わって無くて楽しかった。

1998.9.7.Mon. 
 副業で昼からスタジオに行く。途中で場所を移動して引き続き作業。今回は仕切や、その他の点で、納得のいかないことが多くて、おまけに無意味に作業が長いので腹が立ってこの件に関しては今日で降りることにした。

1998.9.6.Sun. 
 引き続き家探し。

1998.9.5.Sat. 
 今月中に引っ越すことにしたので、家探し。

1998.9.4.Fri. 
 泳ぐ。ボーッとする。本を買う。ヘーゲルの『精神現象学』と漫画太郎の『道徳戦士超獣ギーガー』と島本和彦の『燃えよペン』とG・ガルシア・マルケスの『予告された殺人の記録』。画太郎のマンガはこれで既存の物はほぼ押さえたと思う。相変わらず衝撃的で切ない世界。画太郎風に言うと、たまんねぇー。島本和彦は僕の自己形成に多大な影響を与えた人生の師と言ってもいい人。今徐々に作品を集めてる。ガルシア・マルケスは僕の小説に対する概念をぶち壊した天才。文字道り彼こそ天才の名に値する数少ない一人だろう。彼がきっかけでラテン・アメリカ文学に僕は興味を持って、プイグやボルヘスを知った。そして表現という物の新しい捉え方を学んだ。 最近買ったマンガをまとめて書き出してみる。 ☆山岸涼子『ツタンカーメン』第1巻、『ツタンカーメン』第2巻、『鬼来迎』、『笛吹き童子』、『鬼』、『セイレーン 山岸涼子傑作集』、『黄泉比良坂』、『ハトシェプスト』、『月読』、『日出処の天子』第1巻〜第9巻、第11巻 ☆萩尾望都『11人いる!』、『百億の昼と千億の夜』、『半神』、『エッグ・スタンド』 ☆ねこぢる『ねこ神さま』第2巻、『なこぢるせんべい』 ☆伊藤潤二『死びとの恋わずらい』 ☆安彦良和『神武』第1巻〜第4巻

1998.9.3.Thu. 
 ダラーッと過ごす。

1998.9.2.Wed. 
 泳ぐ。HALのアートワークをやってくれるデザイナーの打越氏とミーティング。非常にエキサイティングなアイデアを出してくれてこっちも思わずインスパイアされる。halがノリノリなのでこれは楽しみ。僕はそのあと副業でスタジオに入る。eoeと。eoeはちょっと疲れてる感じ。僕はあんまり働かないし、ちょっと申し訳なかった。終わったのが朝の5時。

1998.9.1.Tue. 
 泳ぐ。HALが次に出すインディーの作品のエンジニアのウッチーという人と会う。音の方向性を話す。日本で録るのは久しぶり。当然日本のエンジニアと働くのも久しぶり。奇妙な感じ。取りあえずはMスタジオで録ったデモのミックスをしてもらう。それが今月の第2週。

1998.9. 
9月は、もう10日以降は忙しくて実際これを書いたのは10月も半ば。リアルタイムに書いてないので妙に淡々としてるけど、9月は激動の一月だった。