ECCE HOMO
(※ECCE HOMOとはニーチェの半自伝的かつ狂気に満ちた晩年の作品『この人を見よ』の原題で、ここでは zoёの偏見と怒りと笑いに満ちた日々の記録である。)

*JANUARY '00
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1/1/SATURDAY
朝9時半起きで知人の家でおせちをいただいて何年か振りに初詣でをした。その後4時くらいに帰宅して夜8時過ぎまで寝て、起きて仕事した。昨日ジョージ・ハリスンが刺されたニュースを聞いたので、何となく彼の[ALL THINGS MUST PASS]を引っぱり出して聴いたらやっぱり名盤だった。美しいアルバムだなー。2000年が始まったけど、もちろん、別にいままでのお正月とあんま変わらないのだった。

1/2/SUNDAY
今日は昼過ぎに起きて、午後は仕事してた。今日は昨日のジョージ・ハリスンにちなんでビートルズの『ホワイト・アルバム』を聴いた。あんまりビートルズって好きじゃないけど、このアルバムはいいなー。今日は昨日の快晴に対して曇り空だった。 正月早々何気なくグレッグ・ベアの『ブラッド・ミュージック』を読み始めた。

1/3/MONDAY
今日は実家に戻った。夜は家で仕事する。かさぎひろしの『マーダーズ・ハイ』読んだ。面白かった。このマンガ家はあまり知られてないけど何かダークな雰囲気があって好き。もう少ししたらもっとメジャーになると思う。

1/4/TUESDAY
昼、仕事して夕方泳ぎに行く。アルトゥル・シュニッツラー『夢奇譚』買う。夜からメンバー・ミーティング。今日は重要な話。3年半続いたバンド編成が変わる。こうなったのも様々な理由があるけど、今は多くは語らない。ただ、今でもeoeは仲間で、僕にはかけがいのない人間。ただ、今は僕達の道は別れた。これが吉と出るか凶と出るかはわからない。走り続ける。そして本物の敵は僕達のスピードに負けて体を八つ裂きにされて苦悶に満ちて死ぬのだ。ってちょっとゴシック風で無気味かな。でも偽らざる気持ち。朝4時半帰宅。

1/5/WEDNESDAY
今日は昼過ぎに起きて仕事。泳ぐ。夜はeとhalと僕で会う。その前にhalをピックアップして話してたら大喧嘩になって大変だった。halと僕は喧嘩が絶えない。腐れ縁で、段々お互い言いたい事言うようになってるので後から考えると笑い話なんだけど、その時は大騒ぎになってしまう。eoeとはバンドの話。当座、eoeはHAL FROM APOLLO'69を離れる。明日はpersonality crisisのリハ。

1/6/THURSDAY
personality crisisの新年初リハ。燃えた。やっぱギター弾きまくって歌うのはいい。頭を悩ます事から逃れられる一瞬。まるでギターと歌は呪文みたいだ。僕を蝕む悪意や狂気から僕を守ってくれる。新曲に挑戦。その名も『ブラック・コルベット』。ダウナーで美しい曲。夜ちょっと、とよに頼みごとあって会う。とよは自分できっと気付いていない不器用さがあって、それが彼の面白みでもある。

1/7/FRIDAY
今日は家で仕事。こうやって家で作業してるのは気楽でいいなー。こうやって一生やって行けたら幸せだなー。今日はニール・ヤングの[ARK]聴きながら作業。この作品は約35分1曲。渾沌としたノイズの中で時折[like a hurricane]が聞こえて来る。星野之宣『巨人たちの伝説』、『妖女伝説』1巻、2巻、福武文庫版『カフカ傑作短編集』買う。カフカの短編集は手近で入手出来るものは見つけると買う。岩波文庫の2冊「短編集」と「寓話集」がベーシック。他にこうやって別の会社から出てるヤツも入手して、ダブってない話を読む。ダブってるのも読む。彼の作品は風俗的なものに侵されないパワーを持ってる。古くならない作家。僕の中ではガルシア・マルケスとかボルヘスとかフローベールに似てるトーンを持ってる。明日はトミナガ君と自宅で作業だ。

1/8/SATURDAY
今日はTVKのジングル制作。トミナガ君に自宅に来てもらって作業した。halも遊びに来た。中々ロックなかっこいいジングルが出来た。しかし自宅でここまで作れるとはねー。感慨深い。ま、トミナガ君に手伝ってもらわないとダメなんだけど。トミナガ君にはもっとじっくりハードについて学ぶ必要がある。明日はもう1度halに来てもらってHAL FROM APOLLO'69の新曲のデモに歌を入れてもらう予定。

1/9/SUNDAY
泳ぐ。最近水泳好調。今日は自宅でデモの歌入れやったけど、halが家だと声出しにくいと、言うので明日リハスタ取ってやり直す事にした。halを家に送って僕は自宅スタジオで朝まで新曲作った。業田良家『詩人ケン』読んだ。傑作。やはりこの作品も残酷な世界を見てみぬ振りの出来ない人が描いた、そういう人のための本だと思う。そして正月実家から持って来た『ボーダー』12冊をここ数日でゆっくり読んだ。狩撫麻礼/田中亜希夫コンビの最高傑作。と言うよりマンガの形を借りた『ツァラトゥストラ』だと思う。偉大で悲劇的で力強い。切ないなーまたこの作品を読む事になるとは。でも肝心の最後の巻を僕は結局ここ10年買ってない。終わらせたくなかった。でもそろそろ買う気になって捜してる。でも買う気になると中々ない。

1/10/MONDAY
今日はどうやら成人の日らしい。でもそんな事は関係ない。僕はいまだにブラブラしてギター弾いたりバンドやったり本読んだり音楽聴いたりと、とても成人してないから。今日は起きたら午後2時で、急いで今朝早くまで寝ずに作った曲に仮歌入れて、3時半に出かけた。halをピックして笹塚のスタジオでデモの歌を2曲録った。帰りにhalとメシ食って帰宅。今日は車の中でピーター・グリーンが在籍してた時のフリートウッド・マックのベスト盤聴いた。しかしこの時代のフリートウッド・マックはいい。かっこいい。ピーター・グリーンともう一人のギタリスト、ジェレミー・スペンサーの相性も最高。「アルバトロス」はジミヘンの「リトル・ウィング」もびっくりの美しさ。帰宅後personality crisisの練習して、別の仕事やって寝る。明日はHAL FROM APOLLO'69のリハ。

1/11/TUESDAY
HAL FROM APOLLO'69リハ。今日から4人編成になる。4人でしか出せない音を模索する旅の始まり。車の中で今日はDR.FEELGOODの[DOWN BY THE JETTY]聴く。いやこのバンドのソリッドさは凄い。聴いてるだけで元気出てくる「ロクサーヌ」はカバーしたくなる名曲。帰宅して仕事してる合間に何気なくレイモンド・カーヴァーの「レモネード」と言う散文詩を読んで心を動かされたので、早速全文手書きで写してhalにファックスした。レイモンド・カーヴァーはなんて切ない作家なんだろう。この作家を紹介しただけでも村上春樹は偉大だ。ところでpersonality crisisの時はサム・ピックでギターを弾いてるので、同じくサム・ピックを使ってるジョニー・サンダースのプレイに久々に耳を傾けてみたらあまりのスゴさに圧倒された。こりゃ凄い。凄すぎる。初期から最近まで全く枯れる事を知らないギターバカ。稲妻のようなギター。かっこよすぎる。

1/12/WEDNESDAY
雪。泳ぐ。泳ぎ終わった直後、halから電話があって喘息の発作がひどくて苦しいと言うのでびっくりしてhalの家に急行した。着いてみるともう顔が白っぽくなっててヤバいと思って、救急車呼んだ。そんでヤマグチさんにも電話したらすぐ来てくれて、病院にも付き添ってくれた。点滴したらラクになったみたいでホッとした。3人でメシ食べて、halの家に寄ってブリクサと遊んで帰宅。帰宅後は仕事した。うまく言えないけど色々考えさせられた1日だった。世界はhalを苦しめる。僕はhalの苦しみを和らげる事は出来ない。halの苦しみを和らげる事が出来る筈の連中は偉そうに椅子にふんぞりかえって金の計算に忙しい。こういう風に考えるとハマってくるし、どうどう巡りなので、考えないようにしてるけど、今日は苦しんでいるhalを見て、心の底から全てがムカついた。黒い嵐が頭の中を吹き荒れた。

1/13/THURSDAY
『ボーダー』13巻、14巻購入。グレート。感無量。見事だ。寒い日が続く。マックを入手して以降、キッド・ピクスでhalが作品を描くのに夢中になってて、実際見せてもらうとまるで写真を取り込んでるみたいな凄いのを作ってたので驚嘆した事があった。その時はhalがキッド・ピクスを使ってここまで描くのがいかに大変かをとうとうと説明してくれた。その後家に人が来る度に人に見せて、いかにここまで書くのが大変かを説明しまくって、今は満足してるらしい。

1/14/FRIDAY
personality crisisリハ。燃える。このバンドはセルフ・セラピー。そしてその後はNINライブ!パシフィコ横浜にて。詳細はサンレコにレビュー書くので、それ参照。またはHAL NOTE内の別ページ参照。TVKに勤めるハッシーに会場で会う。HAL FROM APOLLO'69の曲の件でマネージャーから連絡があって、ディレクターからの連絡事項を伝えて来て、その内容に激怒。全くどいつもこいつも何様だと思ってんだ。halとその件も含めて朝4時まで電話してしまった。怒りの鉾先をどこに向けても何も解決しないので、自分の中で処理するしかない。それは辛い作業。 そしてhalはやっぱり僕にとっては必要な人間。僕はやっぱりどんな形にせよ彼女と関われて嬉しい。辛い事は圧倒的に多いけど。halは生きる奇跡。生きてる事が奇跡。無理解と様々な形の暴力にさらされて、それでもなおhalは生きている。僕は彼女の生きざまに敬意を示してhalを支えたい。

1/15/SATURDAY
何だか冬のヨーロッパのような曇り空。気分も沈む。昨日起爆した怒りがまだ治まらない。昨日の件はきっかけに過ぎなかった。不満が爆発していた。辛い。古本屋を覗いたらジャック・ウォマック『ヒーザーン』が売ってたので買う。これで3冊目。彼の本は今絶版になってるので一応見つけたら買う。『テラプレーン』は1冊しか持ってない。彼の第1作目[AMBIENT]の邦訳はいつだろう?可能なら自分でやってみたい。『ヒーザーン』、『テラプレーン』共に故黒丸尚氏が訳している。彼の訳業に触れられないのなら自分でやってみたいなー。他にK.ブラウワー『宇宙船とカヌー』、ヘミングウェイ『われらの時代に』を買う。長篇作品や書簡を除くとヘミングウェイの僕にとって必要な作品は手許にそろいつつある。車の中でオズリック・テンタグルズのアルバム聞いてたらドリーミーでスペイシーで気に入った。今日会った人に「自分の過去を否定するのはやめる。大変な事は忘れるようにする」事をアドバイスされた。普段決して人の助言は聞かないけど、彼は通常助言めいた事を言う人ではないし、一聴に値する経験を積んでいるので、何となくありがたかった。『ブラッド・ミュージック』が無茶苦茶な展開になって来て面白い。

1/16/SUNDAY
泳ぐ。『ブラッド・ミュージック』読了。昨日と今日で一気に半分以上読んでしまった。KANAZAWA君がDAVID BOWIEのブートのライブCD2枚を送ってくれて聴いてみたら、スゴくてのけぞった。[EARTHLING]のツアーなので96年。こんなに凄いバンドを引き連れてライブをやってたとは。詳しくは音楽の項参照。夜いきなり調子が悪くなり、寝込む。風邪。だるい。関節痛い。体内熱い。最悪。

1/17/MONDAY
引き続き風邪で寝込む。久々に風邪の時特有の幻覚というかサイケな妄想を体験する。グルグルだ。おかゆを食べてみかんを食べて薬飲んでゴロゴロする。ふと思った。これは僕の中のストレスがオーヴァーロードして、体が勝手に判断して病という形でガス抜きを図ったんじゃないか?凄いタイミングだし、今は臥せってる時間もある。この機会にジェイムズ・エルロイ『アメリカン・タブロイド』読み始めた。

1/18/TUESDAY
やはり寝込む。いくらでも寝れる。不思議だ。これが風邪をひくって言う事か。今日は一日中『アメリカン・タブロイド』読む。相変わらず読ませるなー。さすがエルロイ。調子も夜ぐらいには少し良くなって来た。フラフラするのは寝過ぎと空腹のためだろう。

1/19/WEDNESDAY
何とか起き上がって、昼、ナカガワさんのところにギター、メンテに出しに行く。1時間程楽しく話す。その後halのところで雑談して、帰宅。今日も寒かった。帰宅してからは又読書にふける。夜、halと電話してて、やっぱりhalと僕はある種の友情のようなもので結ばれてると思った。体調に関してはメインの症状は消えたけどやっぱ調子今イチ。

1/20/THURSDAY
引き続き調子悪いので、明日のライブにそなえて今日はじっとしていた。『アメリカン・タブロイド』読了。まさに悪人しか出て来ない話。それが徹底してて面白かった。

1/21/FRIDAY
personality crisisライブ。今日は久々に快晴。激寒。午前中にリハ入って、その後ナカガワさんのところにギターを取りに行って、その後下北沢に入った。今日はお客さん少なかったけど、個人的にはひとつ自分の中で何か見えた大切なライブだった。帰りにヒデジ君送ってそのままヒデジ君の家でジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョンのビデオ見たり、ブルース・ブラザーズが出てるサタデー・ナイト・ライブのビデオ見て、帰宅した。何だか今週は辛い週だった。終わりのないネガティヴなループに入ってしまって抜けだせなかった。でも今日ライブやって帰宅して、何だかどうにかなるような気がしてきた。不思議だ。nori-Aに本もらった。極彩色の宇宙の写真がたくさん載ってて見てると贅沢な時間を過ごせる本。本をもらったり贈ったりするのってとても気がきいてる事だと思う。センスも問われるし。

1/23/SUNDAY
今日はまた天気が悪い。夜トミナガ君と会ってギターのセッティングの相談した。廉価版のプロトゥールスが彼の家で稼動していて、見せてもらった。見事だった。レッチリの最新作トミナガ君が間違えて2枚買ってしまったと言う事でもらって来た。トミナガ君にハーフ・ラックのエフェクターをラックにマウントするアダプターもらったので早速BOSS SE-70とZOOMのハーフ・ラックのギター・マルチ・エフェクターを2Uのラックにマウントした。やったー。気持ちいい。

1/24/MONDAY
今日は今年最初の浅尾さんとのミーティング。halと浅尾さんと僕とで。久しぶりに浅尾さんと会ったような気がするけど、きっとそうでもないんだよなー。年を越すだけでこんなにも感覚が違うとはね。浅尾さんは僕が憧れるような暮らしをしていてうらやましい。一言で言って、他人と触れあわずに生きる。翻訳を生業にしているのでそういう事が可能なんだろうな。自分は音楽業界ではっきり言って煩わしい、人間関係に囲まれて生きていて、そういうのにうんざりしてる。浅尾さんの生き方はうらやましい。今日は久々にビデオを借りて見た。なんか心の余裕がなくてかなり遠ざかってたような気がする。映画を見る頻度はぐっと減った。残念だ。おまけに『TAXI』借りて来て、見てたらあんま面白くなかった。『ドーベルマン』の方が100万倍かっこいい。シゲソニックがpersonality crisis脱退。奇しくも先日のライブの後、ジャラさんからバンドやろうぜって電話をもらっていた。こうなったらジャラさん誘って新生personality crisisかな。でもシゲソニックのこの行動は実は予想していた。ここに書き始めると長くなるので省略。

1/25/TUESDAY
今日はHAL FROM APOLLO'69のリハ。燃えた。ライブを4人でやる場合、曲によってはアレンジをやり直す必要がある。今後しばらくはリハでその作業をやって行く。今日は[BACKFIRE SHUFFLE],[UP],[MINDGATERZ]をリアレンジした。[MINDGATERZ]はガラッと変わったアレンジになって新鮮だった。終わってからメンバー4人でメシ食った。

1/26/WEDNESDAY
今日は夕方松井に会った。久々にサシで話した。楽しかった。僕はこんな人間だけど、ヤツのように友人として色々助けてくれるのはありがたい。halは僕をアッパーにもダウナーにもするけど、最近はよく助けてもらってる。halについて語るのは難しい。僕はhalには語り尽くせない様々な複雑な微妙な感情を持ってるから。こんなに複雑な気持ちを他者に持つ事自体が奇跡のようなものだ。帰りにロラン・バルト『恋愛のディスクール・断章』、マイケル・ギルモア『心臓を貫かれて』買う。帰宅して今日はコーエン兄弟の『ビッグ・リボウスキ』見た。しかしコーエン兄弟のタッチのあの豊穣さは素晴らしい。脂肪分タップリの濃いー生クリームをゴッソリかけたバターたっぷりのホットケーキを食べてるような気分。これは褒め言葉。ジェフ・ブリッジズのダメ具合とデブ具合が最高だった。あれはカッコイイ。

1/27/THURSDAY
今日は寒い。相変わらず希望もなにもないけど、それでも生きて行かなければならない。マイケル・ギルモア『心臓を貫かれて』読み始める。ダーク。最近はXTCの『スカイラーキング』聴いてる。これはなごむアルバム。

1/28/FRIDAY
今日は暖かい。夜とよに会う。またちょっと頼みごとがあったので頼む。今日は別件の仕事やって過ごす。『心臓を貫かれて』は奇妙に惹き付ける魅力を持った本。モルモン教の歴史が深く関わってるんだけど、ユタ州がモルモン・ステイトだったとは知らなかった。松井がCD送ってくれた。さかなというアーティストのCDが入ってて、聴いてみたら非常に繊細ででも力強くて美しい音楽だった。日本の本物のアーティストはこういうところで花を咲かせている。

1/29/SATURDAY
家で作業。夜軽く飲みに行く。

1/30/SUNDAY
ジャラさんに会う。インパクトを受けた。何と彼は車に住んでいる。待ち合わせの電話で「オレの家ごと行くから」とジャラさんが言ってて、僕も冗談で「じゃ、オレは部屋ごと移動しますよ」なんて言って、待ち合わせの場所(路上)に行ってみたらマイクロ・バスの上で手を振ってるドレッド・マンがいて、それがジャラさんだった。メルセデス・ベンツのオレンジのマイクロ・バスで、招かれて入ってみたら、中にちょっとしたベッドやらテレビやらステレオやら小型のドラムセット(!)やらがこざっぱりと収まってて、驚愕した。 「ジャラさん、ここに住んでんの?」 「そう」 「!」 もう7、8年近くトレーラーハウス暮らしと言う話で、僕は強烈なインパクトを受けた。凄いぜ!ヤツは一線を超えてる!おまけに、 「3人くらいだったらココでリハ出来るよ」 「!!!」 と言う事でpersonality crisisのリハはジャラさんの車の中でやることになった。ダウナーで同時に緊張感のあるバンドにしようぜ、と盛り上がった。いやーしかしびっくりした。ヤツはロックだ。personality crisisは一層ブルースを体現するだろう。なんと言っても車の中でリハやってんだから。2月のライブで初お目見えの予定。でも3月のライブは残念な事にもうジャラさんの予定が入ってて3月は別のドラマーを代役に立てなければならない。4月以降はジャラさんとやって行くつもり。

1/31/MONDAY
今日で1月も終わりか。またもや最悪の1ヶ月だったけど、出会いもあって、これから面白くなるかもなー。夜中になぜか『タイタニック』見た。家にビデオがあったので暇つぶしに見た。この映画、昔の僕だったら鼻で笑って相手にしなかっただろう。でも何だか感動してしまった。何に感動したんだろう?よくわからないけど、僕はまるで毎日タイタニックに乗ってる気分だから、そこに生と死のドラマを見せられて、何だか切実に感じてしまったのかも。これじゃ演歌聞いても目潤ませかねないぜ。クソー、ブルースなオレがこんなにウェットになっていいのか?いや、ダメだ。オレはドライで切ないブルースな男。涙が出るには渇き過ぎているはずだ。とにかく合い言葉は「死ぬまでブルースでロック。死んだらショック・ロック」