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BOOKS/COMICS 9806



(a) ジェイムズ・エルロイ『ビッグ・ノーウェア』
思わず読み終わってから前作『ブラック・ダリア』を再読し始めてしまった。すぐに本屋に行って『L.A.コンフィデンシャル』も買った。彼のいわゆるL.A.4部作はこれで手元に揃ってしまった。このタイミングで読んだせいか、あまりにも響いてしまった。こういう生き方しか出来ない、というキャラのオンパレードで、思わず自分を重ねて読んだ。無様で、とても人に褒められるような何かを持ってる訳でもなく、破滅に向かってるかもしれなくても、その方向に突進して行く。明日のことも考えない。『ツァラツストラ』に匹敵するインパクトだった。K.ヴォネガットのあのセンチメンタルでやるせない感じも好きだけど、今はジェイムズ・エルロイの暴力的で、惨めなところに惹かれる。

(b) ねこぢる『ぢるぢる旅行記』
読んでて切なくなってしまった。この作品でねこぢるは、また絶好調になってたから。山野一の言葉があって、これまた切なくなってしまった。こういう時に言葉の無力さを感じてしまう。気持ちを言葉にしたとたん自分が言いたかったことからずれてしまう。彼女には曲を捧げよう。HALの“HIJACK” 

(c) 島本和彦『燃えるV』第3巻
これは雑誌に連載されてるときにリアルタイムで読んだ記憶がある。初めて読んだときから島本和彦のことは大好きだった。極端で馬鹿馬鹿しくて切ないから。『スカルマン』の連載をきっかけにまた島本和彦熱が再燃し始めた。彼の作品を揃えたいなあ。江川達也とか絶対彼の影響受けてると思うよ。この作品ももう古本屋探さないと手に入らないだろうから全巻揃えるのは大変そう。

(d) ジェイムズ・エルロイ『ブラック・ダリア』
読むのは2回目。『ビッグ・ノーウェア』があまりに素晴らしかったので、これを再読してしまった。ディテイルどころか内容の大方を忘れてしまっていて、初めて読むような感じで楽しめた。次作にまたがって出てるキャラもいて興味深かった。次作で非常に重要な役割をすることになるキャラの描かれ方も面白かった。『ビッグ・ノーウェア』同様これも名作。早速L.A.4部作第3弾で映画化された『L.A.コンフィデンシャル』にとりかかろう。


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