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ジョン・ダニング著/宮脇孝雄訳『死の蔵書』
ゴミのように安く売られてる古本の中からお宝を探し出し、高く売る古本の掘り出し屋という職業がいきなり楽しい。本や文学に僕ぐらいの知識しかなくても十分楽しめる内容。後半に行くに従って往年の本格推理小説の匂いがたちこめて来て面白かった。途中に出てくる色々な小説家や作品に対する批評が面白かった。ある意味情報が氾濫してる時代ならではの作品なんだろう。この作品は僕の人生をねじまげるような、例えばニーチェやエルロイのような暴力的な要素はないけれど、ストレスフルな日常から逃避させてくれて凄く助かった。この本を読んでる時はこの本の世界に入れたので僕にとっては結果的に癒しになった。この作品の中で『レッド・ドラゴン』が絶賛されてたので早速次は『レッド・ドラゴン』にとりかかろう。